ひょんなことから羊羹(ようかん)消費量日本一が佐賀市であることを知りました。
統計局の家計調査(二人以上の世帯)都道府県庁所在市及び政令指定都市別ランキング(平成21~23年平均)を眺めていて見つけました。このランキングは餃子日本一が宇都宮市だとか浜松市だとかのよりどころになるデータです。
生産量が日本一でも、消費量が日本一になるとは限らないのが、また興味深いです。地元で作ったモノが地元で愛されなければ、作ったからってそこで消費されることにはなりません。もしくは、生産量の大きさに比べて地元の商圏が狭ければ消費は自ずと外部になります。
さて、羊羹と佐賀市の話に戻ります。
調べてみると、小城市(おぎし)の小城羊羹という名産品があることがわかりました。小城市内には20軒以上の羊羹屋さんが集中する地域があるそうです。これだけのお店が同時に成り立っているということですから、地元でも愛されている様子ですね。
そんな羊羹屋さんにホームページがあります。村岡総本舗さんの羊羹資料館のホームページは羊羹の歴史なども詳しく素敵です。中国の羊料理が羊羹の由来と関係しているとか興味深いです。そのホームページに工場長さんの言葉があります。
「消費者の嗜好(しこう)は常に高まっている。つくり手も絶えず進歩していかなければ」
モノ作り魂が溢れる言葉です。いいですよねえ。
羊羹って携行食として便利です。私は走ったり、森歩きをします (詳しくはブログ http://ameblo.jp/hide-okamuraにて)。そこに一口サイズの羊羹を持っていくことも多いです。今度のマラソンにも羊羹持っていこうかどうしようか思案中です。