富山鍋@東京!すごい鍋でした。
富山鍋@東京の特設ページでご案内した富山鍋@東京を7月6日に実施しました。
食材、鍋、ぐい飲み、水までも富山産!富山まみれ!
参加人数も40人に迫り、富山から駆けつけてきた方も10人近くいらっしゃいました。ありがとうございました!!
富山来襲!思いのこもった食材や工芸品が続々到着
準備段階からすごかったです。前日から続々と富山から食材、土鍋が到着。一足先に自分の周りが「富山まみれ」になりました。
6月に富山で会ってきた生産者さんや作家さん。みんなが渾身をこめたモノたちです。作った方の熱い思いを直接聞いているだけあって、これらのモノたちに囲まれるだけで感動します。野菜、ソーセージ、卵もおいしいに決まっています!
完熟トマトと魚介類は新鮮なものをいただくため、当日の朝に届きました。
魚は富山湾の定置網の漁師さんに獲っていただいたものを直送していただく予定でしたが、富山湾が時化ていて潮が速かったため、網を上げられない状態。魚は上げられませんでした。これが漁業と言うものなんですよね。
代わりに、岩ガキとバイ貝を送ってもらいました!
北島農園の生で食べても甘くてジューシーな完熟トマト。
6月に北島農園に行った時は、お父さん、お母さん、息子さんが楽しく迎えてくれました。お母さんのパワフルに元気をもらいました。おみやげにキュウリもいただきました。
思いっ切りスープに使っちゃいます。40人分なので仕込みの量も相当あります。
6台の鍋、2種類の鍋
今回は40人近くいるので鍋を6台使います。味付けも2種類用意しました。これも日本一鍋としてはチャレンジ。
一つはトマト鍋。北島農園の完熟トマトで作ったスープに愛の牛農家村田さんの作るメッツゲライ・イケダのベーコン、ソーセージを入れます。
もう一つは醤油味寄せ鍋。岩ガキ、バイ貝を入れます。そして、富山に行った時に買ってきた富山産の醤油「中六醤油」で味を決めます。甘みのある醤油なので、みりんや砂糖を使わなくてもいい感じに甘みがつきます。これが魚介類に合うんです。
中六醤油の蔵元に醤油を買いに行く前に市場のそばで朝食をいただいていました。当然そこでも中六醤油を使っていたのですが、そんな話をしていたら、中六醤油の社長さんが自ら醤油を配達に!すごい偶然! 地元の人は「中六醤油以外はあり得ない」感じなんですね。
お店には小さな180mlボトルも売っていました。どうやら旅行などに行くときに持っていく携帯用らしいです。
そして、富山と言えば昆布を日本で一番消費する場所。昆布の産地ではないですが、北海道から昆布を運んでくる北前船が寄港した地であったので、昆布をたくさん食べる文化が定着したんですね。
6月には伊藤こんぶ店に行って昆布のレクチャーを受けてきました。そして、今日使った出汁用のおいしい昆布を買ってきました。
両方の鍋にはケンタロウ農園のネギやレタス。レタスをネギのそばに植えておくと虫が付かないんですよね!
富山に行った時はネギの出荷風景も見学させてもらいました。
他に豆腐も富山産大豆で作ったモノ。シイタケ、エノキダケも富山産!エノキダケは立山の特産です。
土鍋は富山の陶芸作家たつあつこさんのものを4台借りてきました。
富山でたこさんとお会いした時、まずは3台見せてもらいました。
その時は「もう1台用意できるかも」ということでしたが、本当に4台目も用意してくださいました。
会場での鍋の仕込み風景です。たこさんの鍋をずらりと並べます。かわいらしい絵柄ですが、使い勝手もとことん考え抜かれた作品たちです。
水も富山のものを送ってもらいました。富山の食材は富山の水で煮るのが一番おいしいのですよね。
6台の鍋で同時に「レタス投入!」
6台の鍋で一斉に「レタス投入!」 素敵な光景でした。鍋奉行も感激です。
こちらは寄せ鍋にレタスが投入された様子。オレンジ色のナルトのようなものは「赤巻」といって富山のかまぼこ。富山から来てくれたとやまマリアージュのメンバーが東京に向かう途中で、お土産屋さんのおばちゃんからいただいたというものです。おばちゃん、ありがとう!
そして、「乾杯!」
富山からの生産者さんたちとの交流
富山からぐい飲み作ってくれた高田さん、漁師の門島さんも駆けつけてくれました。
右手前の白い服の方が高田さん。
門島さんです。6月午前5:30に富山の四方漁港でお話を聞いた時の写真。トビウオ持ってます。
参加者が富山まみれ!思い思いに富山を語ります!
富山の生産者さん、作家さんたちはスライドを使っての紹介もさせていただきました。参加した皆さんも「へえ~」と興味深そうに聞いてくれたのがうれしかったです。ますます富山の話に花が咲きます。
トマト鍋、寄せ鍋を満喫
トマト鍋、寄せ鍋、両方の鍋を満喫していただきました。
東京では手に入らない富山の地酒「勝駒」「太刀山」。
これを高田さんの作ったぐい飲みでいただくと味がまろやかにおいしく!
締めの雑炊は、富山の山の中にある最先端な循環農業を実践している農園・土遊野の橋本めぐみさんが送ってくれた玄米と卵を使った雑炊。トマト鍋はトロトロオムライスのトロトロ三昧の味。寄せ鍋はほっとする和風魚介の味になります。また、卵かけご飯でもご飯と卵を楽しんでもらいました。
ノ ンストップで締めの雑炊まで作り終え、ちょっと一息ついたところで写真を撮ってもらいました!
鍋をきっかけにいろんな人のつながりができている様子が素敵です。
参加者の皆さん、とても楽しんでくれました! 鍋がおいしいの声も、鍋を囲むっていいですねって声も聞けて、本当によかったです!!
新聞にも紹介!
翌日の北日本新聞の朝刊に富山鍋@東京のことが取り上げられました。ありがたいことです。私たちの活動が広く知ってもらえてとてもうれしいです。
この日で関東地方は平年より2週間早く梅雨明けしました。鍋と富山を語る皆さんの熱気の中での鍋、素敵な出会い、素敵な話を満喫してくれたようすを見ながら、やってよかったなあと思いました。
鍋を食べるヒマもなく献身的に動いてくれたスタッフのみんな、暑い中足を運んでくれた参加者の皆様、本当にありがとうございました!!
次の日本一鍋プロジェクトのイベントは、8/7(水)にある「真夏の茶鍋」です。暑い夏に負けないため、旬の夏野菜とお茶パワーによる栄養満点のヘルシー鍋を楽しみましょう!!