日本一鍋プロジェクト

日本一鍋は鍋の場のパワーを活用し、技術者、生産者などモノの作り手を支援するプロジェクトです。

生産者さんレポート

採れたて白菜届きました! (説明会 1/15, 1/24, 2/6, 2/19)

群馬・昭和村の星野たかちゃんから野菜が届きました!
雪の中、送ってくれました。ありがとう。

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宅急便屋さんも予定通りに本日午前着で持ってきてくれました。
雪の中の運転、ありがとうございました!

旬としては最後になるハクサイと、
逆にこれから旬を迎えるキャベツ。

ハクサイからキャベツへ季節の変化を感じます。

ハクサイをかじってみましたが、甘ーい!
やっぱり、旬の野菜は違います!
寒冷地で生産者さんが頑張ってくれたおかげです!

ありがとう!

生産者さんが「旬」に作ることをこだわってくれると、
それをいただく者たちにも「季節感」を届けてくれます。

スーパーでも感じることができるのですが、より自然な「季節」を感じられます。

モノ作りって、タイミングが大事です。

野菜だと「旬」ですが、製造業やソフト開発でも
「商機」とか「季節の需要」を見極めて作っていきます。

例えば、私が携わっていたゲーム機の投入時期はなんといっても「年末商戦」。
特に欧米はいわゆるホリデーシーズンと呼ばれる10月~12月に多くのものが売れます。
特にエンターテインメント機器はこの時期に毎年盛り上がります。

モノ作りは作るモノが違っても、共通の話題ができて、
また作るモノによる違いからヒントを得ることができます。

日本一鍋の一つの目的が、異業種のモノ作りの人たちが集まって鍋を囲んで、
互いをインスパイアし合うということがあります。

さて、ハクサイは今週から来週にかけて、日本一鍋に投入します。

説明会は1/15(火)、1/24(木)です。当日参加申し込みも受け付けています!

今日の説明会に向けて、ハクサイは早速天日干しにしました。
さらに甘みとうまみが引き出されます。

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そして、2月の説明会も設定しました。
2/6(水)と2/19(火)になります。

モノ作りを語りましょう。モノ作りは「クリエイティブな作業」全般が入ります。
音楽、物語を作る人、ゼロから何かを作り出す講師や教師の方も入るでしょう。
鍋のおいしさを楽しみましょう。

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旬の白菜投入 (1/15, 1/24 日本一鍋説明会限定)

群馬県昭和村の星野たかちゃんのハクサイ。うまい!甘い!その秘訣を聞いたところ「一番旬の時期にしか作らないから」。旬の時期だとおいしいけど値段は下がってしまう。だからたくさん作るんだって前に聞きました。旬の時期に作れるように、ハクサイを作る場所も昭和村以外の場所もあるのです。

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たかちゃんハクサイの旬も間もなく終わってしまいます。日本一鍋で星野たかちゃんのハクサイが食べられるのは今週、来週ってとこです。

1/15(火)、1/24(木)は日本一鍋説明会。試食の鍋には、たかちゃんハクサイを投入します。甘いハクサイ、ぜひ味わってください。本当においしい!生で食べた時の甘さも格別!
説明会についての情報とお申し込みは「スケジュールのページ」からご確認ください。

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ちなみに、これ以降の鍋ではハクサイを投入する時は別のところから買うことになるでしょう。たかちゃんからは別の旬の野菜をいただく予定です。

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果物農家さんが一番楽しい時期

2013年になりました。今年もよろしくお願いいたします。

1月は言うまでもありませんが、一年の始まりです。あらたな気持ちで今年も頑張ろうと思っている方も多いと思います。春や夏に向けて、何かを仕込む時期ではあります。あなたは何を仕込んでいますか?

日本一鍋の場では、いろいろな生産者さんが鍋を囲んでくれます。鍋奉行の私は生産者さんの話を聞くのが大好きです。

広い意味の「モノの作り手」は農家さんなどの生産者さんも入ります。製造業もIT開発者も農家さんも、「モノ作り」に関する根っこの部分では共通することが多いため、お互いの話を聞くと共感できるところが多いですし、モノ作りのヒントになる気付きが多いです。私もソフトウェア開発がバックグランドではありますが、農家さんとの話は共感や気付きが鍋を囲むたびにあります。

果樹園で果物を作る農家さんとの会話もとても楽しいです。
畑で作る野菜とは違った奥深さを聞くことができます。

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ところで、果物農家さんが1年で最も楽しい季節っていつだと思いますか?

興味深い話です。

私はこれまでリンゴ農家さん、モモ農家さん、サクランボ農家さんなどとお話をしてきましたが、みんな口を揃えて同じ時期を言います。

秋の収穫の時期?

私もその時期かな?と思っていたのですが、違います。

そういえば、今日 1/7(月)は今年最初の「日本一鍋説明会」があります。どんな鍋にするか思案中です。
1月は1/15(火)、1/24(木)にも実施します。ぜひ、一緒に鍋談義、野菜談義、モノ作り談義をしましょう!

話を戻します。

果物農家さんが最も楽しい時期。それは「今」です。
地域によって違いますが、収穫がすっかり終わって、次のシーズンの準備をする時期です。

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この時期、果物農家さんは「剪定」をします。余分な枝や幹を切り落として、今年はどの木にどのくらいの果実がなるのかを見定める作業をします。一本一本の作業をしていきます。

どの果物農家さんも剪定の話を始めると、話が止まらなくなります。

ある農家さんは「この時期がね、木の一本一本と向かいあう時なんだ」と優しい目をして話してくれました。

「なんかね、今年だけでなく、3年後5年後の果樹園全体の様子が見えるんだ」遠くを見つめながら話してくれました。
「この枝は2,3年後には切ってしまうんだ。そうするとこの枝がね…」
「この木はあと3年すると実をつけてくれるんだ。楽しみだなあ…」

収穫の時期は結果に過ぎなくて、バタバタしていてあまり楽しさは感じないとのことです。

自分は「手塩にかけた娘をお嫁にやるような気分だ」というような言葉を期待していたのですが、そうではないとのことです。

納得です。

ソフトウェア開発でも、製品仕様を考えていたり、ソフトウェア設計をして、全体を見渡したり、これを作ったらどんな動きをするのかなと想像している時が楽しいものです。最後の方で不具合を直したり、納品したりする時期は、バタバタしていて、決められた作業を淡々とする趣が強く、達成感は感じるものの、あまりワクワク楽しい感じはしません。

果樹農家さんにとっては、この寒い冬の時期は、仕込みの時期であり、未来に思いをはせる時期なのです。葉っぱも落ちて、果実も一つもなっていない、裸の木に向かい合う時期が楽しい時期です。

「この時期が人が何かできる時なんだよ」「葉っぱが出てきたら後は木に任せて、こちらはサポートする感じなんだ」

準備の時期の大切さを考えさせられるお話ですよね。

あなたは今何を仕込んでいますか?
鍋を囲みながら、未来に向けた話をしましょう!