2013/5/11(土)に「新緑の森林鍋」を開催しました。
森林セラピストでもある鍋奉行 岡村英明によるとっておきの企画、森歩きと日本一鍋を合体させた集いです。
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この季節だからこそ、人と人とが出会い、食材と人が出会い、「一期一会」を感じた日でした。
森林セラピスト仲間の「森の演出家」土屋一昭さんとのコラボです。
土屋さんの自宅でもある古民家で鍋をしました。
森のガイドは岡村と土屋さんのダブルで! ちょっと豪華ですね~!
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新緑の森歩き、緑と水との出会いでリフレッシュ
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緑いっぱい!この季節ならではのホウの花も大きい葉っぱに、大きい花をつけて、甘い香りを漂わせています。
ちょっと小雨もぱらつく天気でしたが、訪れる人も少なくて、しっとりとした新緑をゆっくり楽しめました。
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大イチョウ。大きな木って優しいです。なんでも受け止めてくれるような。
抱きつくと何とも言えずホッとします。
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水のそばには野生のクレソン。ちょっといただいてみると、地味深い香りが口の中にフワッと。
これはちょっとだけいただいて、後で鍋にも入れました。
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森の中で深呼吸。スギやヒノキをはじめとした木々から出る香り成分、フィトンチッドを思いっ切り取り込んで、体の中のいらないものを思いっ切り吐き出します。すると、感覚がさらに研ぎ澄まされて、これまでよりも、川のせせらぎ、小鳥のさえずり多くのものが耳に入ってきます。
川原でのんびり。
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横になったり、川面をみつめたり、童心に帰って石を投げてみたり、思い思いの時間。
川っていいなあ。
裏の畑で収穫!食べる分をいただきます!「採ったどー!」
鍋に入れる食材を土屋さんの古民家の裏の畑から収穫です。
実はキャベツとニンジンはシカとイノシシに食べられちゃいました …
自然な栽培で農薬なしなので、動物にとってもおいしい野菜なんです。
でも、他にも鍋に入れられそうなものが一杯ありますよ~!
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アブラカ科のカキ菜、リーフレタスをとりまくります。
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タケノコ発見!掘るのは結構重労働。自分で掘れた!「やった!採ったどー!」
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「よーし!!」
たくさん採れました!これはおいしい鍋ができそうですよ~!
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囲炉裏端で鍋を囲む!こんな味になるんだあ!
さあ、鍋ですよ。囲炉裏端の鍋。日本の鍋文化の原点の形です。
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囲んでいると自然と笑顔になります。
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「レタス投入!!」
自分たちで採ったレタスへ愛を込めて投入します。
新鮮でパリパリ!鍋からはみ出しちゃいました。
モリモリいただきます!
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「おいしー!」
「野菜の味が濃い!」
この日に採れたものを入れてみます。どういう味になるかはわからないのですが、そこは鍋のいいところ!
野菜たちがお互いを引き立てあっておいしくなるんです!
地元特産の豚肉「東京X」も投入しました。甘くて味わい深くてこれもうまい!
鍋を囲んで、仲良くなったり、熱く語ったり!
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ところで、みんながかぶりものをしているのにお気付きだと思います。
これってお茶らけているだけではなくて「着ぐるみセラピー」実践しているんです。
着ぐるみを来て、自分以外のものになることによって、話しにくいことを話せたり、自分の内面を見つめられたりするんです。参加者の村岡さん(あぼちゃん)が着ぐるみセラピーを実践しているので、今回はかぶりものをいろいろ持ってきてくれました。みんな無邪気に楽しそうです!
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一方で、熱い語りもありました。
森の有効活用、予防医学、地域活性化、自然との調和などなど。
今後のコラボレーションのアイデアもいろいろと出てきました!
「アイデア鍋」ですね!
リラックスした中、自由に自分の思いを語る!いいですねえ!!
参加者の声: 昔を思い出したり、感覚が鋭敏になったり、鍋の懐の深さに気付いたり
参加してくれた皆さんの感想です。
「単に鍋を食べるだけでなくて、森を歩いて、花や鳥の声を「意識する」ことでリアルに実感できました。田舎の実家でおばあちゃんが草を摘んできて『これ食べられるよ』とか言われたことを思い出しました。今回の自分で収穫して食べるということ『あ!これやったことある』という懐かしい思いも感じられました。」
「自然の力のすばらしさをあらためて実感しました!川の石をポンポンと渡っていくことが好き!『子供の頃、やってたなあ』と記憶が蘇ってきました。自然とのかかわり合いがとっても楽しい!野菜を採るのが楽しかったです。『採ったぞー』という達成感がよかったです。」
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「森歩いたり、川原で座ったり、ゆっくりモノを考えることができたのがよかったです。鍋って何を入れてもおいしくなるんだなあと思いました。畑で採れたものを何でも入れてしまおう!そんな風にやってもおいしい!鍋の懐の深さを再発見。」
「水の音ってすごくいい!石投げって昔にやってきたことあるなあと思い出しました。レタスってあんな風に畑でちぎったの初めてでした。ちぎってそれを食べるって、鍋に合うって感じがしました。」
「つり橋を渡って林に入ってそこで話を聞いたり、深呼吸をしたりすると、今までと違う感覚が出てきました。川の音が新鮮に自分の中に入っていく感じでした。」
「タケノコおいしい!鮮度が違う!」
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「東京にも自然が一杯ある!昔、この辺に来たことがあることを思い出しました。身近にも自然があるんですねえ。タケノコ堀りも昔やったことがあるなあと思いました。『川が流れている』この光景が良くて、何か楽しい!ワクワクしました。」
一期一会の鍋
今回は人と人の出会いもいろいろありました。
ある女性は兵庫県から夜行バスに乗って参加してくれました。
ある男性二人はなんと愛知県で小学校のクラスメートだったことが判明しました!30年以上ぶりだったそうです。
野菜たちもこの時期だから、たまたま我々が見つけたから、それらが鍋の中で出会うということもありました。
例えば、レモングラスが昔の名残で畑に生えていたのを採って鍋に入れてみたら、ハーブの香りが加わっておいしさが増しました。
土屋さんがとっていたヤマメやニジマスを塩焼きでいただいたあと、その骨や頭を鍋に入れちゃいました。いい出汁が出てさらに味わい深くなりました。
今回しか出会えない人が集まり、今回しか食べられない味を楽しむ!
そんなことを実感できた素敵な鍋になりました。
参加してくれた方、本当にありがとうございました。
土屋さんの古民家での鍋はまたやりますので、まだ未経験の方はぜひ味わってください!
自然との調和、野菜を「いただくということ」、鍋を囲む楽しさ、食べ物からパワーをもらう喜び、思わぬアイデアが出てくる頭もリフレッシュされた感覚、日常生活では決して味わえない体験が待っていますよ!
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6月のゴボウ鍋、7月の富山鍋@東京も楽しみにしていてください。
詳しくは「スケジュール」のページで!