日本一鍋プロジェクト

日本一鍋は鍋の場のパワーを活用し、技術者、生産者などモノの作り手を支援するプロジェクトです。

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サイト管理人のブログです。

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PM2.5対策をハーブ鍋で

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3/8に東京都心の気温は23.2℃を記録したそうで、全国的に今年一番の暖かさ。春の訪れを実感できます。

一方で、冬から春にかけて懸念されるのが、PM2.5の濃度。

今朝の新聞には、こんな記事も出ていました。

「PM2・5関東でも高濃度、本格的な“東日本襲来”懸念 黄砂で増幅も」

花粉が気になりますが、PM2.5もなんとかしたいですね。

3/20(水祝)開催のハーブ鍋では、この季節に必要なこととして、「PM2.5に負けない体を作る」をテーマの一つにしました。ハーブの力を使って、有害な物質を排出しやすい体にします。

詳しくは、「春に向けて愛のハーブ鍋で超絶元気アップ!」特設ページに「PM2.5にハーブができること」を追記しましたので、ご覧下さい。

ハーブ鍋のお申し込みは → こちらから

3月ハーブ鍋、4月花見鍋、そして5月は森林鍋開催決定!

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3/20(水祝) ハーブ鍋

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3/20(水祝)のハーブ鍋は好評受付中!お申し込みはお早めにどうぞ。

今の季節ならではの、心と体に必要な栄養やハーブをご提供。

今ニュースで盛んに話されてる「ちょっと、心配なあのこと」に対する対策も!

詳しくは後ほど発表!

詳しくはこちらから → 春に向けて愛のハーブ鍋で超絶元気アップ!

お申し込みはこちらから → ハーブ鍋 (2013/3/20) お申込みページ

4/6(土) 大磯・花見鍋

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詳細がほぼ決まりましたので、後ほど申し込みを開始させていただきます。

春に、海の幸、新鮮野菜、そして、パワースポット。

5/11(土) 春の森林鍋

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1月に寒い季節ならではの森林鍋も大好評でした。

今度は春の新緑の時期に森林鍋! 森歩きには最高の季節!

歩いてお腹が空いた後は、裏の畑で採った野菜などとともに鍋を囲みます!

詳しい予定は計画中です。近いうちにお知らせします!

ハーブ鍋第2弾 (3/20)申込み開始!

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大好評だった2月の「ハーブ鍋」 (ハーブ鍋(2013/2/10)は大反響」)。

新年度に向けて、元気な心と体を手に入れたいあなたのために第2弾を3月に実施!

申し込みを開始しました!

詳しくはこちらから → 春に向けて愛のハーブ鍋で超絶元気アップ!

お申し込みはこちらから → ハーブ鍋 (2013/3/20) お申込みページ

食べてるだけ、飲んでるだけ、話しているだけで元気になる「ハーブ鍋」。

ぜひ、ご参加ください!

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先進機械から職人技術まで幅広く金属加工: (株)ナガエ (アルミなど金属加工)

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富山県の生産者さんや工芸作家さんたちを応援するシリーズです。

富山県・高岡市にあるアルミなど金属加工の株式会社 ナガエさんにお邪魔しました。

とやまマリアージュとの連動企画。

食のイベント「富山week (2/18-23) & 富山ナイト (2/24)」

酢飯屋さんのギャラリーでは、(株)ナガエさんの金属製品が展示されています。

営業の津田さんと企画の香川さんにお話を聞きました。

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金属加工技術を生活に潤いを与える新しい使い方を提案しています。naftというブランドで商品展開をしています。

足ツボ器具です。アルミでできています。鏡のようにピカピカです。

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技術的には「ダイガスト」という先進技術を使っています。
大きな加工機械を使います。

この形を出すために、職人さんは苦労されたそうです。
アルミニウムは錆びやすく輝きを失いやすいのですが、材料の厳選により錆びにくいアルミを使っています。

ヒノキの間伐材から作ったマッサージオイルとのセットもあります。

デザインコンテストで出てきたアイデアを金属加工の技術を用いて実現しています。

一輪挿しです。なんか、ほっとするデザインです。

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こちらも材質はアルミなのですが、昔ながらの砂型を使う技術を使っています。

こちらは、動物の形の金属容器にエアプランツを置けるもの。かわいらしいです。

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亜鉛合金で、倒れないように敢えて重さを持たせています。

デザイナーさんのアイデアを最適な金属加工技術で実現しています。

デザイナーさんと職人さんの間の会話。

「こういうことできないの?」

「できるよ!」

デザイナーさんのアイデアに柔軟に対応できる職人さん。

先端技術から職人さんの伝統の技まで、金属加工のバリエーションが豊富です。

基本的技術はこれまで積み上げていたものを使って、デザインのアイデアで新しいモノを生み出しています。

フルーツボール。

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鉄でできています。仏鈴 (おりん)で使う鍛金の技術。
仏鈴とは、お寺にある「ゴーン」「チーン」と鳴るやつです。

この「ゴーン」を調音する職人さんが、鉄をたたいて作っています。
伝統の技がモダンなインテリア雑貨に使われています。

高岡で特徴的なのが、「分業制」という手工業のシステム。

ナガエさんのような鋳造屋の他に、木型屋、彫金屋、塗装屋など、金属加工製品を完成させるため、各工程を専門に扱う業者で作業を分担していきます。

高岡で金属加工製品の仕上げまでができるようになっています。

分業制のシステムで柔軟にいろんなものを作って、職人さんも頑張っていこうと、地域が盛り上がっているとのことです。

地域が盛り上がりつつあると聞くと、なんかうれしくなりました。

伝統的な鋳物の技術を現在に活かす: (株)能作 (銅や鈴の鋳造)

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富山県の生産者さんや工芸作家さんたちを応援するシリーズです。

今回は個人ではなくて、会社を応援します。

富山県・高岡市にある銅や錫の鋳造業の株式会社 能作さんにお邪魔しました。
工場の見学と、担当の礒岩さんにお話を聞きました。

とやまマリアージュとの連動企画。

食のイベント「富山week (2/18-23) & 富山ナイト (2/24)」

酢飯屋さんのギャラリーでは、(株)能作さんの商品である金属製品が展示されています。

高岡は江戸時代から続く鋳物の町。

もともとは仏具など「伝統的モノ作り」をしていましたが、近年はテーブルウェア、インテリア雑貨などの「新しいモノ作り」がされて、鋳物の可能性を広げています。

昔ながらの砂型を作る作業です。寒い季節は砂が冷えてしまうので、忍耐力のいる作業です。

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炉です。

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金属を溶かしてひたすら混ぜます。ここの混ぜ具合が仕上がりの良し悪しを決めるとのことです。やはり、材料の品質が重要なのですね。

炉の周辺は50℃にもなるので、夏場は頑張りどころです。

砂型を作るための木型。

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木型屋さんごとに色が付けられて、何かあった時にどの木型屋さんに聞きにいけばよいかがすぐわかるようになっています。

仕上げは職人技です。

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寒いと金属は冷たくなるので、ここでも冬は厳しいです。

錫は100%のものを使います。

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錫はさびにくく、抗菌作用があることが最近わかってきました。
医療器具への応用もされつつあります。

錫は柔らかいので、手で曲げられます。
買った後も自分の好みで形を変えられるのが面白いです。

例えば、このかご型の商品。

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気合を入れれば、動物の形にもなります。これは職人さんがこの形にしたのだそう。

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新しいモノ作り、デザイナーと組む製品も見受けられます。

これは「はりねずみ」型の盆栽です。かわいいですね!

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技術は伝統のものを使って、形や用途はアイデア次第でいろんな可能性があります。

高岡全体が、職人さんの可能性を広げようとしています。

工場には炉があるんで、寒い地域だからこそ発展した産業なのかと思ったら、実際は違うようです。

寒いと砂が冷えて、金属加工の品質はよくしにくいそうです。砂、金属自体は寒いと氷のように冷たくなるそうです。

そんな産業ですが、最近は若い人が「やりたい」といって、入社してくるケースが増えているそうです。

錫製品のような柔軟な考え方で、伝統的なモノ作りの技術が、広がりを見せています。

とても、未来を感じさせてくれて、単純にうれしくなりました。